インフルエンザ・新型コロナ・肺炎球菌・定期接種等
肺炎球菌ワクチン(ニューモバックスNP)について
肺炎球菌感染症とは、肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気です。この菌は、主に気道の分泌物に含まれ、唾液などを通じて飛沫感染します。日本人の約3~5%の高齢者では鼻や喉の奥に菌が常在しているとされます。これらの菌が何らかのきっかけで進展することで、気管支炎、肺炎、敗血症などの重い合併症を起こすことがあります。(厚労省HPより引用・改変)
現在、年度内に65歳になる方を対象に予防接種法に基づき生涯に一回限りですが、堺市の助成により自己負担額4000円で接種が可能です。なお、ニューモバックスNPの効果は5年程度で低下すると言われていますが、現状では追加接種については全額自己負担となっています。
帯状疱疹ワクチンについて
帯状疱疹は小児期に帯状疱疹ウイルスにより水痘(水ぼうそう)にかかり、いったん治癒したのち脊髄後根神経節等に潜伏した帯状疱疹ウイルスが再活性化することで発症する、高齢者に多い病気です。日本人成人の90%以上は原因となるウイルスが体内に潜んでおり、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹になると言われています。皮疹が治った後も約2割の方に長い期間神経痛が残り、失明、耳鳴り、難聴などの後遺症が残る場合があります。患者さんの負担が大きいものとなるため早期の治療が必要です。
堺市の助成により下記の金額で予防接種が可能です。
水痘・帯状疱疹ワクチンの接種により、帯状疱疹の発症、帯状疱疹後神経痛の発症を抑制しましょう!
■生ワクチン(ビケン) 4950円(税込)/回:皮下注射を1回 発症予防効果約50~60%
■不活化ワクチン(シングリックス) 11000円(税込)/回:筋肉注射を2回(=自己負担額22000円) 発症予防効果約97%以上
子宮頸がん(HPV)ワクチン
当院では子宮頸がん(HPV)ワクチン(シルガード®9)を取り扱っています。小学校6年生~高校1年生の女性で、接種のお知らせがお手元に届いた方は、ぜひ接種をご検討ください。Web予約の場合は「自費診療(ワクチン、公費含む)」からご希望の日程を選んでください。お電話でのご予約の場合は「子宮頸がん(HPV)ワクチンを接種したいです」と受付スタッフにお申し出ください。在庫に変動がありますので余裕を持ったご予約をお勧めいたします。
なお、1997年4月2日~2008年4月1日生まれの女性に対する特例のキャッチアップ接種は2025年3月末で締め切られました。接種についてはこちらをご参照ください。(堺市のサイトにリンクしています)
子宮頸がん(HPV)ワクチンについてはこちらをご参照ください。(厚生労働省のサイトにリンクしています)
(令和7年1月31日でインフルエンザ予防接種は終了いたしました。次回は令和7年10月頃から開始の予定です。)
~~以下の文章は次回の参考にしてください~~
インフルエンザ予防接種について(※13歳以上が対象です)
当院では令和6年10月からインフルエンザ予防接種を完全予約制で開始いたします。実施日は平日と1月25日(土)の13~16時です。通常の診療時間内については予約不要で接種しておりますので、ご希望の方は受付にお申し出ください。(来シーズン以降は値上がりの可能性がありますが)価格はモール内共通の2500円です。ばば脳神経外科・救急科・健診クリニック、中村まさし内科クリニック、たけのこキッズくりにっくでも異なる接種時間・同じ価格で接種を行っております。当院では13歳以上の方を接種対象といたしますので、12歳以下の方はたけのこキッズくりにっくでの接種をご検討ください。
なお、接種時間帯は混雑が予想され、お会計に長時間お待たせすると思われますので、会計待ちが不要になるように事前にデジスマアプリのインストールとクレジットカードのご登録を強くお勧めいたします。
~~ここまで~~