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五十肩(四十肩・凍結肩・肩関節周囲炎)のリハビリ

五十肩(四十肩、凍結肩、肩関節周囲炎ともいう)は、肩関節周囲の組織に炎症や癒着が生じ、肩の可動域(動かせる範囲)が制限される病態を指します。

五十肩は、通常は以下の3つの段階を経て進行します:

  1. 凍結期: 肩の痛みが徐々に強くなり、可動域が制限されます。痛みが最も強くなる段階であり、通常は数週間から数か月続きます。
  2. 凍結維持期: 痛みは比較的安定し、可動域の制限が持続します。この段階では、肩の運動を試みると強い痛みを感じることがあります。通常は数か月から1年以上続きます。
  3. 解凍期: 痛みが緩和され、肩の可動域が徐々に回復していきます。可動域の回復には時間がかかる場合があり、通常は数か月から数年かかることがあります。

五十肩は、特定の原因が明確には分かっていませんが、40歳以上の中高年によく見られます。対処方法を以下に示します。

  1. 痛み管理:五十肩では、痛みを軽減するための対策が重要です。炎症を抑えるために、痛み止め(飲み薬や湿布)を使います。また、肩に注射を打つこともあります。

  2. 運動療法:運動療法は、肩関節の可動域を改善し、筋力を回復させるために重要です。ただし、痛みを引き起こす運動や負荷を避ける必要があります。リハビリテーションスタッフの指導のもとで、可動域や柔軟性の向上を目指すストレッチ、筋力トレーニングを行います。

  3. 物理療法:ホットパックや低周波などの物理療法は、筋肉の緊張を緩和し、血流を促進するのに役立ちます。

  4. 日常生活指導:肩関節の過度の負荷や不適切な動作が五十肩の症状を悪化させることがあります。リハビリテーションスタッフが正しい姿勢や動作の習慣を指導し、日常生活での肩への負担を軽減する方法を提案します。

  5. 継続的な運動やエクササイズ:五十肩のリハビリテーションは継続的な取り組みが重要です。リハビリテーションスタッフの指導のもとで、定期的な運動やエクササイズを行うことで、筋力と可動域を維持し、再発を防ぐことができます。

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