当院では専従の理学療法士・作業療法士により運動器リハビリテーション、脳血管疾患等リハビリテーションを行っています。

運動器リハビリテーション

運動器リハビリテーションは、アスリートから日常生活が難しくなってきた高齢者まで必要になるものです。アスリートにとってはパフォーマンス向上と再発予防に、高齢者にとっては日常生活をより良くし、健康維持にとって欠かせないものです。専門家の指導のもとで、個別のニーズに合わせた適切なリハビリテーションプログラムを受けることが重要です。

アスリートの場合

運動器リハビリテーションは、アスリートがスポーツでのパフォーマンスを向上させるために不可欠です。負傷や手術の後、リハビリテーションを行うことで正しい姿勢、運動技術の改善、筋力の回復を促し、アスリートの復帰と再発予防を支援します。リハビリテーションスタッフの適切な指導のもとで、身体のバランスと機能を最大限に引き出すためのトレーニングやストレッチを行います。

高齢者の場合

高齢者のADL（日常生活動作）の低下は、年齢や身体の変化によるものがあります。運動器リハビリテーションは、高齢者が生活の質を向上させるために重要です。リハビリテーションは、筋力やバランスの改善、関節の柔軟性の維持、身体機能の回復を支援します。これにより、高齢者は日常生活での自立性を維持し、転倒やケガのリスクを減らすことができます。さらに、運動は認知機能や心理的な健康にも良い影響を与えます。

脳血管疾患等リハビリテーション

当院では下記の疾患の方を対象に経験豊かな作業療法士を中心にリハビリテーションを行っています。

• 脳梗塞、脳出血、くも膜下出血その他の急性発症した脳血管疾患又は手術後の方
• 脳腫瘍、脳膿瘍、脊髄損傷、脊髄腫瘍、その他の急性発症した中枢神経疾患又はその手術後の方
• 多発性神経炎、多発性硬化症、末梢神経障害その他の神経疾患の方
• パーキンソン病、脊髄小脳変性症その他の慢性の神経疾患の方

脳血管疾患のリハビリテーションでは、早期から始めることが重要です。リハビリテーションにより筋力や運動能力の回復、日常生活の動作の再学習、言語や認知機能の改善などを促します。また、リハビリテーションは長期的なプロセスであり、継続的なサポートが必要です。患者さんご自身らしいより良い生活を過ごせるようご協力いたします。