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子宮頸がんと整形外科

[2024.06.16]

 お知らせしていますように、当院では頸がんワクチンを扱っています。(肺炎球菌、インフルエンザ、COVID-19(新型コロナ)を始め、日本国内では必要ないようなワクチンまで扱っているのですが、これらについては後々お話するとして)「なぜ整形外科で子宮頸がん?」と疑問に思われる方もおられると思います。

 大きく理由は二つありまして、一つ目は私(院長)がこれまで救急医として働く中で、小児科疾患や婦人科疾患にも数多く接してきて(もちろん各科専門の先生には遠く及びませんが)知識と経験を深めてきました。その中で診断・治療まではともかく、開業を機にワクチン接種を希望される方の受け皿になりたかったからです。

 もう一つは私の身近で子宮頸がんに罹患した(かかってしまう)人が何人もいたからです。我々の時代にはそのようなワクチンはありませんでしたので、発症するか否かはまさしく運次第です。幸い検診で早期の段階で見つかって事なきを得ていますが、早期発見であってもやはりがんと診断されて入院・手術・経過観察の通院となると心身面・金銭面ともに大きな負担になってしまいます。

 子宮頸がんはワクチンで予防できる数少ないがんの一つです。そして若くして、早ければ10代後半にも進行したがんとして子宮や命を奪われるがんでもあります。他人事と考えず、自分自身や大切な人を守るためにワクチン接種をぜひご検討ください。

もっと知りたい子宮頸がん予防 (MSD製薬のサイトにリンクしています)

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